ベッドやマットレスにカビが生えたときの対処法
ベッドやマットレスにカビが生えたときの正しい対処法を解説していきたいと思います。
少し前から加湿ブームが到来しており寝室に加湿器が置いてあるという方も少なくないと思います。
ですが使い方を誤るとベッドやマットレスにカビが生えてしまったということにもなりかねません。
カビは湿度が65%を超えると発生しやすくなります。
加湿器を使っている場合は時間に気を付けないと簡単に65%を超えてしまいます。
特に加湿器を付けたまま寝てしまうと簡単に湿度が100%まで上がってしまうため注意が必要です。
また加湿器自体にカビが生えてしまいそれがベッドやマットレスに移ってしまうということもあるのです。
カビが生えるのが嫌なら寝室の湿度はしっかりと管理するようにしましょう。
カビはエタノールでは除去できない
雑菌にはエタノール除菌が最強だと思っている方は多いでしょう。
その考えは間違いではなくほとんどの細菌はエタノールで除菌することで死滅します。
ちなみにエタノールが最も効果を発揮するのは70%あたりなので、除菌力を求めるなら70%エタノール(通称ナナエタ)を使いましょう。
しかしながらベッドやマットレスに限らずカビをエタノールで除菌しようとしても効果はありません。
これに関しては間違った情報を流している方が非常に多いので気を付けてください。
生物畑出身者なら当たり前のように知っていることです。
正確にはエタノールでも殺すことはできのですがそれには時間が必要になります。
家庭用のエタノール除菌でカビを残らず除菌するのはかなり難しいです。
なおカビは真菌に属しており、一般的な細菌よりも頑丈なので覚えておきましょう。
カビが生えたら専用の除去剤を使用する
風呂場にはカビキラーというとても便利なアイテムがありますよね。
インターネットで調べてみると同じような商品でマットレスに対応したものが必ず見つかります。
ちなみにカビキラーに含まれている有効成分は次亜塩素酸塩で、カビ除去剤には必ず同じような成分が入っています。
カビがマットレスの奥深くまで浸透している場合は完全に除去するのは難しいかもしれませんが試してみる価値はあるでしょう。
クリーニングに出す
自分でやってもだめならクリーニングに出すのが最も手っ取り早いでしょう。
ものにもよりますがだいたい1万円から2万円ぐらいでやってくれると思います。
ただしそれぐらいの価格帯のマットレスを使っている場合は新しいものを買ってしまった方がいいかもしれませんね。
出すタイミングについてはカビに気が付いたときでいいと思いますが、普段からケアしたいと思っている方は汗をかきやすい夏が終わった後なんかに出すといいと思いますよ。
カビ対策には天日干しだが
マットレスは1枚ものが多くなかなか干せないのが実情だと思います。
ですが常に室内に置いておくと湿気がたまってしまいカビが生えやすくなってしまいます。
干すことによって湿気がなくなるだけではなく紫外線によって殺菌もできるので効果的です。
ただしマットレスは一人で運ぶには重いものも多く、1枚丸ごと天日干しができるスペースを確保できる人はあまりいないと思います。
天日干しをすることによって逆に生地を痛めたりすることもあるようなので無理をしてまで行う必要はないでしょう。