ベッドのマットレスに潜むダニ対策
ベッドのマットレスに潜むダニをきちんと除去するための方法を詳しくお伝えしていきたいと思います。
マットレスや布団を長く使っているとそれだけ害虫が生息しやすい環境ができやすくなります。
一般的にダニは20℃以上でそれなりの湿度と餌があれば繁殖することがわかっています。
実は私は大学時代にダニのアレルギーの研究をしており繁殖させたこともあるのですが、わずか数日で爆発的に増えちゃいましたね。
日本の気候だと冬以外では普通に繁殖しますし、冬でも常に暖房をつけて加湿器までつけているとダニはガンガン繁殖します。
夜寝ている間に体がかゆかったり起きたら湿疹ができていたなどした場合はダニが原因である可能性が高いでしょう。
ダニを放っておくとダニアレルギーになってしまうこともあるのでできればマットレスや布団はこまめに手入れしてダニを駆除するようにしましょう。
ここから正しいダニの駆除方法を解説していきますね。
まずはダニを死滅させる
ダニ対策としていきなり掃除機をかけてしまう人がいますがこれは間違いです。
ダニを駆除したければまずはダニを死滅させる必要があります。
害虫対策グッズなど生活用品を販売しているアース製薬が行っていた実験なのですが、生きたままのダニを掃除機で吸おうとしても繊維にしがみついてしまい1分以上の吸引にも耐えたという報告が上がってきています。
そのためダニを駆除するためには先に死滅させておかなければなりません。
方法としては60℃以上で30分程度加熱するか、専用の除去剤を使って駆除するなどが考えられます。
熱を加えて除去する方法はマットレスの材質によってはあまり良くない方法かもしれませんね。
駆除剤には以下のようなものもあります。
噴煙薬などもありますので効果が確実で使いやすいものを選択するといいでしょう。
ダニを吸い取る
ダニを死滅させたら今度は掃除機で死骸を除去しましょう。
ダニの死骸を吸引したり糞に触れたりするとアレルギーの原因となるので、死滅させたら必ず除去するようにしましょうね。
使う掃除機はきちんと吸引できればどれでもいいと思います。
個人的には機能うんぬんよりは吸引力が強い掃除機を使った方がいいとは思っています。
ダニ予防グッズを使う
ダニが除去できたらそれでOKなのですが、今後繁殖させないための予防策を行っておくと長く快適に使えるでしょう。
ダニ除去剤に予防効果があるものもありますし、防ダニシーツを使用するというのも一つの手だと思います。
特に春から秋になるまでの期間はダニが繁殖しやすいので対策を取っておくに越したことはありません。
除湿シートを敷いておくだけでも対策になるので、手間をかけるのが面倒だという方はそういったものを活用するのもいいでしょう。
近年ではハウスダストに対するアレルギーを持っている方も多く、その根本的な原因となっているのはダニを除去するのはアレルギー対策指定も非常に有効です。
たかがダニだと侮らずにしっかりと対策をしておきましょう。